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既にご存知の内容であれば、続きをお読み頂く必要はございません。
中学・高校留学を検討中のお子さんを持つあなたに質問です。
そんなたくさんの魅力を持つ『海外留学』。
コロナによる国境封鎖もようやく解除され、今までお預けになっていた留学を真剣に検討できる世の中が戻ってきました。「オンライン修学旅行」なんて可哀想なことを聞くと、行ける時に行かせてあげたい、というのがやはり親心でしょうか。
『海外留学』という選択肢を見つけたあなたのご家庭では、「留学」「海外」「費用」「失敗」... キーワードを並べ替え、ネット検索をしていることでしょう。
もしくは週末にネットで見つけた留学代理店をいくつか回って、無料相談を利用しているかもしれません。大きな買い物となるので、とことん満足の行くところまでリサーチを続ける。お子さんの将来にも大きく影響するかもしれないので、決して避けては通れないステップです。
そんなあなたに質問です。以下の質問にどこまで答えることができますか?
就活でも武器にできる!
英語をネイティブレベル
まで引き上げたい!
AO / 帰国子女入試での
アピールポイントを増やして、国内有名大学へ。
AO&帰国子女入試の大きなアピールポイントになる海外留学。大学は、留学生のどの部分を高く評価するのか?
なぜ、一年留学が中高生にとって一番リスクの高い留学と言われるのか?
日本の留学エージェントは、どんな選考基準で留学先校を選定しているのか?
初めまして、VELA ビジョン留学ラボと申します。
今私達はこの記事を、ニュージーランド北島の街オークランドにて書いております。
ニュージーランドといえば、日本では羊やラグビーで有名かもしれませんが、英語を母国語とする国として、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどと並んで、留学生の受け入れを活発に行なっている国の1つです。
私たちの街オークランドは、人口あたりの船舶保有率が世界一を誇る港町で、別名「帆の街」の愛称で親しまれています。また、世界中からの移民で構成される国際都市で、国内での教育や観光産業の中心となっています。
VELA代表の瀬川と山口は元々このオークランドを拠点に、留学生を対象にした学習指導に長年あたっており、その中で以下に挙げるような、実に様々な留学を見届けてきました。
両親の勧めで留学したAさん
... Aさんは関東地方の私立中学に通う、ごく普通の女子生徒でした。学校ではバトミントン部に所属し、友達関係も良好。成績も中の上で、特に将来についても大きな心配もない。
彼女が留学をしたのは、ご両親の影響でした。お兄さんは成功しましたが、Aさんはお兄さんとは対照的な内向的な性格。また下の子ということで心配され、受験の苦労をさせないように早くから海外に出せば、あまり苦労もせずに英語がペラペラになり、いい大学に帰国枠で簡単に合格できる、そう考えていたのです。
両親から留学の話を聞いたAさんは、希望2、心配8でした。英語力も高くないし、海外なんて両親と数回行った程度。そもそも自分は内気で自分から話しかけるのは得意でなく、いつも誰かに助けてもらえないと心配なタイプ。そんな自分が海外でやっていけるか、不安だったのです。それでも将来苦労しないで済むからという両親の強い勧めに押し切られる形で、留学を決めました。
彼女は結局、中学校3年生の時にオーストラリアに留学しました。当時彼女が持っていた英語力は英検3級。基本会話がかろうじてできるレベルでの渡航でした。エージェントの勧めでまずは語学学校に入り、英語力を伸ばしてから現地校に入ることになりました。
希望に胸を膨らませて渡航したAさん。しかし、現地に着いて壁にぶつかります。語学学校で出会ったのは、世界各国からやってきた生徒たち。年齢も出身国もバラバラな彼らと、同じクラスに入ってさまざまなグループアクティビティをしていた時のことです。内気だった彼女がずっと黙っていると、「なんでいつも黙っているの?何もしないでずるい。」と言われてしまいます。そんなつもりはなかった彼女は涙目に。先生にフォローしてもらってことなきを得ましたが、その後クラスメイトとは気まずくなってしまいました。
その後も自分からはなかなか話しかけられずにいると、クラスメイトも彼女には何も言ってきません。毎日誰とも話せず、休憩時間はいつもひとりぼっち。学校が終わるとまっすぐホームステイ先に帰り、部屋に閉じ篭もるようになりました。
もちろんこれでは、英語力は伸びていきません。そのせいで学校の授業も徐々に苦痛になってきました。でも現地校に行けるようになれば、環境も変わってうまくいくはず。そう願っていたAさんに、エージェントから聞かされた知らせは残酷なものでした。「語学学校の校内テストで合格できなかったので、このままでは現地校に入学できない。もう少し今の学校で、英語の学習が必要。」
この知らせを聞いたAさんは、今までの想いが溢れてしまい、大声で泣き出してしまいました。そして両親に連絡をして、すぐに日本に帰りたいと嘆願したのです。周囲は説得に努めましたが、本人の意思は固く、学校にも行かず家に閉じこもってしまった彼女を見かねて両親が1週間後に迎えに来て、彼女は日本に帰国して行きました。
日本に戻った後もこのトラウマはなかなか癒えず、しばらくはカウンセラーのサポートを受けながら通学していたそうです。内気な性格はさらに強まり、海外への拒絶反応も強くなって、海外旅行すら避けるようになってしまったとのことでした。...
一年留学が招いたC君の大学受験失敗
... C君がカナダへの一年留学に出発したのは、高校1年生の8月末のことでした。中高一貫校に通う C君は、中学ではテニス部の部長を務め、生徒会の役員もしているリーダーでした。小学校から英語も学んでいて、中3の時点で英検準2級も取得していました。
彼がカナダ留学を決断したのは、通っていた英会話塾の勧めがきっかけでした。一年留学に行けば英語は飛躍的に伸びて、帰国後には英検1級も夢ではない。その上大学入試でも大きなアドバンテージを得られるから、是非行った方がいい。そう塾長から説得され、決断したのでした。
留学後には培った英語力のおかげで、苦労はしたものの比較的早く現地の生徒達とも溶け込み、コミュニケーションもそれほど大きな問題がなく、学校生活も充実したものになっていきました。複数のクラブ活動に参加し、学校の授業も復習が大変だったものの、大きな遅れもなく何とか順調にこなしていくことができました。
しかし英語力そのものは、自分が期待していたほど飛躍的には伸びていきませんでした。コミュニケーションは取れるし、クラスメイトや先生の言っていることは大体理解できる。でも少し込み入った話になるとやはりついていけなくなるし、複雑な内容になると自分の言いたいことはきちんと説明しきれない。テストも記述式のものが多く、エッセイもテーマが少し難しくなるとなかなか満足したものが書けない。
できないわけじゃない。でもできるという実感も湧かない。そんなどこかもやもやした状態のまま、気がついたら帰国の日を迎えていました。仲良くなったクラスメイトやホストファミリーとの別れを惜しみつつも、この一年留学で伸びた英語力を日本で確認するのが楽しみという期待を胸にC君は帰国の途についたのです。
帰国した彼はすぐに、留学前に通っていた英語塾に復活し、早速英検1級の模擬テストを受けました。一年留学の成果を発揮する時と意気込みましたが、結果は惨憺たるものでした。リーディングパートでは、留学で学んだ単語などほとんどなく、文章の内容はほとんど理解できませんでした。それもそのはず、英検1級で出題される難解な語句は、海外でも日常的にはほとんど使用しないものばかりだからです。しかし留学で英語力が伸びたと信じていた C君は客観的な判断力が働かず、大きく打ちのめされる結果になってしまいました。
その上彼にとって、この一年留学が大きなチャンスを失わせるものであるということに気づいたのは、学校に復活した夏休み明けのことでした。高校2年生の2学期になっていたこの時期には、すでに高校の部活の新しい部長が決まっており、生徒会の役員の選出も終わっていました。そのため C君は高校生としては、なんらリーダーシップの役割を担うことができないことに気づいたのです。
彼の苦難はまだ続きました。一年間留学に入っていた間に、日本の学校の勉強は驚くほど進んでおり、夏休みに必死に追いつこうと努力しましたが、秋口にあった中間テストでは留学前にトップレベルだったにも関わらず、真ん中よりも下の成績に大きく落ち込む結果となりました。さらに悪いことに彼の学校では、留学中の成績も内申の計算に組み込まれているため、留学前であれば問題なく取得できた指定校推薦も、内申不足によって取ることが難しいと先生から宣告されてしまいました。...
Eブック「中学・高校留学に潜む『落とし穴』」第一章より
そんな状況の中で、こんな留学をこれ以上見たくない。これからの留学を変えていきたい。という思いから、2018年にVELA ビジョン留学ラボを立ち上げました。以来留学の現実を皆様にお伝えすべく、これまで国内外問わず多数のセミナーやウェビナーを実施し、留学における啓発活動を続けてまいりました。
また、公認RCA海外留学アドバイザーの立場から、書籍の出版やメディア出演を通して、国内外問わずこれからの教育・留学のあり方を親御さんにお伝えしてきました。
【出演メディア一部】
・「NHK」インタビュー
・「めざましテレビ」リモート出演
・「北海道新聞」記事掲載
・「Australia SBS局」対談
・「海外教育情報誌 Glolea」記事掲載
【出版書籍】
こうした活動を重ねる中で、今まで私たちがお伝えしてきたことを一冊の本にまとめることで、この情報を必要としているより多くの親御さんの手元に届けることができるかもしれないという思いから、このEブックは形になりました。
上に書いた質問の答えは、ネット上でいくら探しても、ましてや留学エージェントの無料相談に行っても手に入るものではありません。
理由はお分かりいただけると思いますが、これは留学業界のトレードシークレット、営業秘密に当てはまる内容だからです。彼らにとって、一般にこの情報をシェアしてしまうことは大きな損失を意味します。
私たちは何も留学エージェント業界全体を悪役呼ばわりし、非難しようとしている訳ではありません。多くの留学エージェントが留学生の成功を想い、企業努力を重ね、最良を尽くしてプログラムを提供しようとしているはずです。
顧客からの信頼を得るために各地域には立派なオフィス・窓口を設け、他社に負けないようなサイトを作り、知名度の維持のためにたくさん広告を打つ必要もあるかもしれません。
しかし、裏を返せば、そのコストを補う為にトレードシークレットが存在し、それを知らずに「留学」という商品を買うことで、留学が元々持っていたポテンシャルが失われているケースが数多く存在するのも、また事実です。
これから始まるお子さんの留学を、120%フル活用できるような手助けができたら、そして帰国した時に心から「留学して良かった」、そう言える留学生を1人でも多く生み出せる力になれたら。そんな思いで、今回ペンを執りました。
「中学・高校留学に潜む『落とし穴』」では、上の質問に対する答えはもちろんのこと、
この時代に留学することの意義
私立 vs 公立留学の違い
海外大という選択肢
先輩留学生の留学前にやっておけばよかったことアンケート
といった質問にも答えています。
ある意味、かなり深掘りした内容を取り扱っている為、場合によっては各方面からの要請によって止むを得ず公開を中止せざるを得ないといったことも想定されます。
そうなる前に一度目を通して頂き、一生に一度きりとなるかもしれないお子様の留学のお役に少しでも立てたら、わたしたちとして、これ以上嬉しいことはありません。
VELA ビション留学ラボ
このEブックから得られること
留学をさせる意義が正しく理解できる
子供にあった留学の選び方が分かる
留学エージェントの正しい選び方が分かる
成功する留学の仕方が分かる
留学のための準備のポイントを掴める